松本市では11日、大きな草履を編んで疫病神を追い払い、一年の無病息災を祈るという伝統行事が行われました。江戸時代から続くとされる歴史ある草履づくりです。

大人たちが力を合わせて作っているのは、「足半(あしなか)」と呼ばれる大きな草履。縦1メートル30センチ、幅90センチ、重さは50キロにもなります。

保存会の会員:「これまでフレームの竹が見えてしまうこともありましたが、今回はしっかりと詰まっているので見えていなくてしっかりできていると思います」
松本市両島(りょうしま)に伝わる「お八日念仏と足半(おようかねんぶつとあしなか)」。

江戸時代から続くとされる伝統行事で、国の選択無形民俗文化財にも指定されています。
巨大な草履で大男がいると示して、病や災いを寄せ付けないようにするというのが由来で、11日は両島地区の保存会の21人と小学生9人が集まりました。

子どもたちは、手ほどきを受けながらワラをより合わせて数珠の形に似せた長い縄を編んでいきます。その長さは、なんと12メートル。

慣れない作業に悪戦苦闘しながら続けること3時間。足半(あしなか)草履と数珠縄が完成しました。

草履の前で車座になり無病息災と家内安全、五穀豊穣の祈りを込めて数珠を回しながら念仏を唱えます。
地元の子ども「みんなが元気でいられますようにと考えながらやりました」
地元の子ども「今までやってきた人が大人になってみんなで受け継いでいけたらいいなと思います」

疫病神が地区に入ってこないよう草履は隣接する地区との境に飾られます。

両島八日念仏足半草履保存会 井口幸信会長:「昔からつながっている伝統行事を担い手となってやってくれるような人に、理解が深い人になってくれればいいと思っています」
1年間地区を災いから守る大きな草履。今年も立派な草履を飾ることができました。














