■ミラノ・コルティナオリンピック™ フィギュアスケート男子シングルSP(日本時間11日、ミラノ・アイススケート・アリーナ)

男子シングルのショートプログラム(SP)が行われ、北京五輪銀メダルの鍵山優真(22、オリエンタルバイオ/中京大)が103.07点の2位発進。世界王者のイリア・マリニン(21、アメリカ)が大技の4回転アクセルは回避したが、3本のジャンプを全て揃え、108.16点で首位に立った。

日本勢は団体のフリーで会心の自己新を出した佐藤駿(22、エームサービス/明治大)は88.70点の9位。初出場の三浦佳生(20、オリエンタルバイオ/明治大)はジャンプのミスが響き、76.77点の22位でフリーに挑む。

ジュニア時代からともに切磋琢磨してきた3人が揃って大舞台へ。

第4グループ最終滑走で臨んだ三浦は、冒頭の4回転サルコウ-3回転トウループでは4回転が抜けてしまい2回転に。後半の4回転トウループでは着氷で膝をついてしまい転倒。ジャンプでのミスが響き、得点は76.77点。

最終グループ、トップバッターの佐藤は1本目の4回転ルッツを着氷させると、4回転トウループからのコンビネーションは後半が2回転に。トリプルアクセルは余裕を持って決め、崩れることなく滑り切った。得点は連続ジャンプの乱れもあり、88.70点と90点台に届かなかった。

最終滑走のひとつ前で登場したマリニンは、冒頭の4回転フリップを鮮やかに決めると、3回転アクセルは余裕を持って着氷。後半は難易度の高い4回転ルッツからのコンビネーションを決め、GOE(出来栄え点)の4点台を引き出し、貫禄の演技を披露した。

最終滑走の鍵山は冒頭の4回転ー3回転の連続トウループでは、GOEで4点台がつくジャンプに。続く4回転サルコウも落ち着いて決めた。後半のトリプルアクセル(3回転半)の着氷後に、少しバランスを崩す場面もあったが何とかこらえ、その後のスピン、世界最高レベルのステップで会場を魅了した。

演技後「楽しかったです」とショートを振り返った鍵山は、「コーチ、父親からも楽しんでやってきておいでって言われたので、アクセルに関しては悔しい部分はありますが、プラスに捉えられる部分の方が大きかったので、オリンピックという舞台で団体に引き続き、100点超えられたことは収穫になりましたし、フリーにも繋がるかなと思います」と話し、2大会連続のメダルに向けて意気込んだ。

マリニンと鍵山の点差は5.09点差。両者ともに初の五輪金に向け、フリーは日本時間14日未明に行われる。

【男子ショート結果】
1)イリア・マリニン 108.16点
2)鍵山優真 103.07点
3)A.シャオ イム ファ 102.55点
4)D.グラスル 93.46点
5)M.シャイドロフ 92.94点
6)チャ・ジュンファン 92.72点
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9)佐藤駿  88.70点
22)三浦佳生 76.77点