羽田空港で先月、2億円近くの現金が奪われそうになった事件。さきほど、犯行車両とみられる車が警視庁に移送されました。車にはピンク色の跡が残されていましたが、その理由は。

記者
「実行犯らが使ったとみられる白い車が移送されてきました」

午後4時ごろ、警視庁・東京空港署に運ばれてきた車。よく見ると、車体にピンク色の跡が。

記者
「窓ガラスもピンクがかっていて、ピンクの粉のようなものがついています」

この車は先月30日未明、羽田空港で現金1億9000万円が奪われそうになった事件の犯行車両とみられています。

事件は空港の駐車場にいた男性が現金をスーツケースに移している際に起きました。車が近づくと…

「何しているの?」

男はこう話しかけると、突然、男性に催涙スプレーをかけ、逃走しました。

およそ2時間後、神奈川県座間市内の防犯カメラには白い車が。逃げた犯行車両とみられていますが、車はその後、厚木市の河川敷に放置されていました。車を目撃したという人は…

目撃者
「(車は)藪のほうへ突っ込んでいましたからね。普通だったら手前で止めるじゃないですか」
「ナンバープレートはついていなかったね」

さらに、車に“ある違和感”を感じたといいます。

目撃者
「白い車がピンクになっていた」
「消火剤みたいな、ピンク色みたいな感じ」

現場の地面にもピンク色になっている部分が。

きょう、移送された車をよく見てみると、白い車の窓にピンク色の粉のようなものがついています。さらに、後部にも広範囲にピンク色の部分が確認できます。

警視庁によりますと、これは消火剤。実行犯がまいたとみられるということですが、なぜこのようなことをしたのでしょうか。

捜査関係者
「実行犯らが指紋などの証拠を消すためにまいたとみられる」

消火剤は車内にも全体的にまかれていたといいます。逃走する最中、消火剤をまくことで短時間で証拠隠滅ができると考えたのでしょうか。

消火器は車から見つかっていませんが、警視庁は車を乗り換えて逃走する際に持ち去ったとみて捜査しています。