利休が愛した名物茶碗「赤楽早船」
そして、「赤楽茶碗 銘 早船 楽長次郎作」。千利休が茶会の際に早船で取り寄せた逸話が残る茶碗です。
文化財の指定こそ受けていませんが、「長次郎七種」に数えられる赤楽茶碗としては、これが現存する唯一のものです。千利休の死後、蒲生氏郷、細川忠興、古田織部といった錚々たる大名たちがこの一碗を激しく欲しがったという逸話も、その価値の高さを物語っています。
貴重な美術品の中には、多くの人の目にふれることを「目垢(めあか)がつく」などといって表に出ないものもありますが、畠山一清の精神はその反対を行くものでした。
荏原 畠山美術館・水田至摩子学芸部長「畠山は、自らの印に、『即翁與衆徒愛玩(そくおうしゅうとあいがんす)』と刻みました。これは蒐集品を独占するのではなく、共に楽しむ精神という理念があり、昭和39(1964)年に畠山記念館(現在の荏原 畠山美術館)を開館しました。」














