国の名勝・岩国市の錦帯橋について、傷みが進んでいる部材の修繕方法を検討する専門部会が発足しました。

錦帯橋はおととし、5年に1度の健全度調査が行われました。その結果、歩道橋としての安全性に問題はないものの、木を使った部材の一部で傷みが進んでいることがわかりました。そのため市では、傷みが進んだ部材の修繕を検討する委員会を設置しました。

専門部会では、どのような工法で修繕するのかなど、具体的な方法を専門家が協議します。メンバーは建築工学などの学識経験者や、錦帯橋の保守点検を担う伝統建築棟梁認定者の5人で、文化庁や県の担当者もオブザーバーとして参加します。

錦帯橋は、350年あまりの間架け替えを繰り返しながら、創建当時の姿を維持してきました。その伝統技法にも歴史的・技術的価値があるとされ、市を挙げて世界文化遺産の登録を目指す活動に取り組んでいます。

専門部会ではそれも踏まえ、錦帯橋の本質的な価値を損なわず、将来に継承できる工法を検討することにしています。市では新年度中に、具体的な工法やスケジュールを決めるよう進めたいとしています。