福島県内の企業を対象に日銀福島支店が行った調査で、「景気が良い」と答えた企業は「景気が悪い」と答えた企業を上回り、3年ぶりにプラスに転じました。

日銀福島支店の調査によりますと、県内178社のうち「景気が良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた「業況判断指数」はプラス1ポイントで、今年9月の調査に比べて8ポイント上がりました。

日銀福島支店の会見

業況判断指数がプラスになるのは3年ぶりです。

業種別にみると「繊維」は経済活動の再開によって受注が増えたことなどから34ポイント改善したほか、「宿泊・飲食サービス」は全国旅行支援の効果もあり、50ポイント改善しました。

日銀福島支店は今後について「新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行も懸念している企業が多い。今後の動向を注視していきたい」と話しました。