“ICE監視活動”に密着 政権側の主張と矛盾も

取締りの中心的な役割を果たしているのがICE(移民・税関捜査局)です。ICEの過剰な取り締まりに対抗するため、市民が立ち上げた移民を守る団体「オブザーバー」。仕事などの合間を縫って街を巡回します。

アフリカ・ソマリア系移民が多く住むエリアに進むと...

移民を守る団体「オブザーバー」
「(ICEが)店をノックしていたらしい。まだ近くにいるかもしれない」

ICEの車両をみつけると、SNSや笛を使って市民に警告を送ります。

窪小谷菜月記者
「移民当局が来たということで、ボランティアの人が笛を鳴らして一斉に知らせています。『ICE』だ、黒い車が『ICE』ですね」

寒空の下で活動する「オブザーバー」。移民たちも温かい飲み物を配って支えます。

アフリカ・ソマリア系移民
「感謝しています。私たち隣人のために外に立ってくれているのですから」

今回殺害されたプレッティさんも、移民当局の活動を撮影し、監視していたとみられます。しかし、現場の司令官は...

米・国境警備隊 グレッグ・ボビーノ司令官(1月24日)
「任務中、ある人物が拳銃を持って近づいてきた」

「プレッティさんは銃を持って近づいてきた」と正当防衛を主張。映像を検証すると、確かにプレッティさんの腰に銃が装着されていますが、その銃は取り上げられ、その直後に撃たれたので、政権側の主張とは矛盾します。

しかも、プレッティさんは許可を得て銃を所持していたといいます。

市民の犠牲はこれだけではありません。1月7日にも女性(37)が射殺されました。この時もトランプ大統領は、「女性が車でひき殺そうとした」と正当防衛を主張しました。