◆選考委員会の発表
「⋯そして、高知農業高校の2校であります」
学校でライブ配信を見ていた全員が、驚きの表情に変わりました。高知農業、春・夏通じて初めての甲子園出場が、決まりました。
高知農業は、1890年(明治23)創立の県立高校で、現在の部員は21人です。野球部は1947年創部ですが、4年ほど活動した末に一度廃部となり、1999年に復活しています。2021年度は新入部員がおらず連合チームでの大会出場も経験しましたが、小中学生への野球教室を開催するなど、高知県内で野球の普及活動・地域貢献に取り組んできました。
選考委員会では、こうした「指導者と部員が一体となって役割を補い合ってきた」ことなどが評価され、21世紀枠での出場校に選出されました。
【選考理由・会見全文】
「高知農業の野球部は、1999年におよそ半世紀ぶりに復活後、連合チームでの大会出場など部員不足に悩んでまいりました。その時期からの復活の道のりに注目が集まりました。野球部員獲得に向け、教諭は中学校を回り、部員たちは小中学生対象の野球教室など地域の子供たちとの交流に積極的に乗り出し、県内の野球の普及振興活動の先駆けとなりました。農業実習で全員揃うのが難しく、練習でも選手は複数のポジションをこなす必要がありますが、『逆境も新たな発見につながる』と前向きに捉えて、指導者と部員が一体となって役割を補い合ってきた点が、高く評価されました」














