消防隊員2人が死亡した大阪・道頓堀のビル火災。消防が最終報告書を公表です。

 (大阪市消防局の担当者)「お二人に哀悼の意を表します」

 大阪市消防局が1月30日、最終報告書を公表した道頓堀のビル火災は去年8月に起きました。ビル2棟が焼け、消火活動にあたっていた消防隊員2人が死亡しました。

 報告書によりますと、当時2人を含む隊員3人は、6階で活動を行っていましたが、真下の5階で別の隊員が部屋の扉を開けた際、火災で酸素が不足していた空間に空気が一気に流れ込んだことで急激に爆発する「バックドラフト現象」が発生。

 強烈な火炎と黒煙が6階にも広がり、現場はパニック状態に陥ったことなどから、2人の救出が遅れた可能性があると指摘しました。

 また、「指揮本部が出動隊に建物の構造を周知できていなかった」ことなど一部、規範が順守されていなかったことも明らかにしました。

 一方で、出火原因については警察が捜査中のため、非公開としました。

 大阪市消防局は再発防止の対策として、VR=仮想現実を活用した訓練を行うことや安全管理を統括する部隊を新たに設けることを挙げています。