揺れる伝統の保守政治
もう一つの焦点は、保守系候補の乱立。岩屋氏の政治姿勢と異なる意見を持つ新人女性3人が名乗りを上げた。
参政党の野中貴恵氏(41)は、大分1区に立候補した野中しんすけ氏の妻。前回の衆院選(福岡1区)に続く2度目の挑戦となる。『日本人ファースト』を掲げ、消費税の段階的減税を主張。「子どもたちが安心して大人になれる日本にしたい」と夫婦での当選を目指し、支持拡大を図る。
日本保守党の岩永京子氏(64)は、父親が岩屋氏の後援会長を務めていたという縁を持つが、今回は「岩屋氏の政治姿勢について日本の国益に反する」と対決姿勢を示す。移民制限や物価高対策を掲げ、「日本の国益を損ねる岩屋議員を当選させてはいけない」と訴える。
無所属の平野雨龍氏(31)は、去年夏の参院選東京選挙区で23万を超える票を獲得した実績を持つ。「誰かを批判する選挙ではなく、大分の未来を語り合う選挙にしたい」と強調。議論となっているイスラム土葬墓地計画への反対や、外国人帰化制度の厳格化を訴える。
序盤の情勢調査では、岩屋氏と小林氏が接戦を展開。重鎮による11回目の当選か、それとも「中道の波」と「保守の地殻変動」が下克上を起こすのか。大分3区冬の陣は、終盤を迎えようとしている。














