“自分の気持ちをうまく言葉にできない”少女たちのプログラム

こうした少女たちの更生に向けて、女子少年院で取り組んでいる「アサーション」というプログラムがある。「アサーション」とは、相手のことを尊重して意見を伝えるコミュニケーションスキルのことだ。
教官
「自分の伝えたいことをうまく伝わらなかった時も、それぞれあるかなと思うんですけど」
少女1
「イライラしたとき全部言っちゃう、駄目なことでも。『逃げてんちゃうぞ』とか」
少女2
「最近担任が面接に来なくてムカついてるけど、『来てほしい』って素直に本人には言われへん。こっちも素っ気なくしちゃう、本人の前では」
自分の気持ちをうまく言葉にできず、人とぶつかったり、トラブルに巻き込まれたりしてきた少女たちに、適切な表現力を身につけさせるのが狙いだ。

新沼美奈子 法務教官
「どちらかというと非主張的、なかなか自分の思いを喋れなかったり、思っているけど言葉にできなかったり、相手を見て顔色を窺っているのはある。指導の入りづらさはすごく感じる」
小学生のすぐそばに“過激な情報” 予防教育に取り組む元警察官

地域から非行をなくすために活動する人がいる。
福岡県内の小学校で、子どもたちに語りかける元福岡県警の警察官・安永智美さん。

かつては少年を取り締まる側にいた安永さんは、若者たちを被害者にも加害者にもさせたくないという思いから、相談支援などに携わる警察の専門職・少年補導職員に転身。
安永さんは非行を防ぐためには、早期の予防教育が重要だと考えている。

安永智美さん
「寝た子を起こすなという意識を持った大人がいますけど、小学校低学年でもスマホ持っていたら、性の過激な情報に晒されているのは間違いない。早い時期からの予防教育、先制活動だと思っている」
2024年、警察を定年退職し、現在は保護司をしながら、スクールカウンセラーとして各地の中学や高校で心のケアを行っている。














