全国高校駅伝=通称「都大路」が25日(日)、京都で開催されます。福岡県女子代表の筑紫女学園高校、夢を抱いて走ります。


◆3年ぶりに切符つかむ


「都大路」通算3度の優勝を誇る名門・筑紫女学園高校。2020年と21年は、県大会でライバル北九州市立高校に敗れたものの、3年ぶりに「都大路」への切符をつかみました。

筑紫女学園高校 長尾育子監督「一番は『ほっとした』という気持ちが大きかった。生徒達に申し訳ないなという2年間です。だからこそ今年こそは何がなんでも勝たないといけない、という執念をみせないといけないな、と」


◆エースは全国トップレベル


「都大路」経験者が一人もいない中、チームを引っ張るのはキャプテンでエースの松本明莉(あかり)選手です。インターハイでは1500メートルで2年連続の7位。全国の強豪チームが集う選抜女子駅伝北九州大会では1区で高校の部区間賞を獲得するなど、全国トップレベルのランナーです。



松本明莉主将「1~2年生のときは県大会で負けてしまって、すごく悔しい思いをしたので、最後の3年生で都大路の舞台を経験できるのは素直にうれしかったです。1区で区間賞をとることが目標で、チームに少しでも良い流れを作れるような走りがしたい」


◆目標は「5位入賞」 期待高まる


筑紫女学園が前回出場した2019年は3位、その後は北九州市立が2年連続で出場し2020年は4位、2021年は9位と、福岡県の女子代表はここ3年間ひと桁順位が続いています。筑紫女学園の今年の目標は――。

松本明莉主将「5位入賞することが目標です。自分たちには一回きりしかない都大路なので、とにかく一番は『楽しもう』という気持ちで。楽しんだら力も出し切れるのかなと思うので」

3年ぶりの「都大路」で、名門が復活をアピールできるか注目です。