日本の労働者は「賃上げに悲観的」

物価が上がり続けていくとすると、いつになったら実質賃金がプラスになるのかー

「賃金に対する意識」を国際比較したデータでは、日本の労働者の“悲観的予想”が際立っている。

<Q:自分の実質賃金は今後どうなるか>という問いに対し、イギリス、アメリカ、ドイツなど欧米諸国では「上がる・据え置き」と「下落」がほぼ同じ割合なのに対し、日本だけは「下落」が圧倒的に多い。▼下落78%▼据え置き17%▼上昇4%

その悲観的な予想が「消費にも大きく影響する」という。

『東京大学』名誉教授 渡辺努さん:
「賃上げに悲観的だと、何か大きな買い物をしようとか、子どもの教育にお金を投資をしようなどという時にどうしても躊躇してしまう。この予想を何とか立て直さないと、消費に力強さを期待できない。1回だけの春闘でどうこうではなく、継続的に賃上げが続いていくことが大事。私は“春闘のやり方に大きく手を加えていかないと悲観的な予想は直っていかない”と思っている」