栃木県警は、アメリカ・ロサンゼルスに住む50代の日本人の男性が、SNS上の動画広告から偽の投資話に誘導され、現金およそ1億9000万円をだまし取られたと発表しました。

警察によりますと、アメリカ・ロサンゼルスに住む飲食店経営の50代の日本人男性は去年8月、ユーチューブに表示された株式投資を勧める偽の広告に興味を持ち、広告に添付されていたラインのグループに参加しました。

このグループでは、投資の「先生」と称する男や「アシスタント」と称する女が「この株が上がる」などと参加者に指南していて、参加者は「先生やアシスタントの言う通りに売買したら利益が出た」とのやりとりをしていたといいます。

男性はこれを信じ、ライングループに表示されていた実在しない投資会社のサイト上から投資の元金として指定された個人名義の銀行口座宛てに現金200万円を入金。

その後、「アシスタント」の女から「代行操作で株取引ができる」と提案されたことから、男性はこれを依頼。

その後、ホームページ上の資産が増えたり、「アシスタント」の女から「入金額を増やすとランクが上がる。ランクが上がればもうけの割合が上がる」などと言われたりしたことから、男性は去年9月から12月までの間にあわせて1億8840万円を振り込んだということです。

その後、男性が利益の一部を出金しようとしたところ、「アシスタント」の女から「手数料が必要」とか「審査に時間がかかる」などと言われたことから男性は疑問に感じ、きょう(26日)、栃木県警・那須塩原警察署に被害届を提出。

誘導されたサイトが架空の投資会社のものだったことや、現金が出金できない状態であることなどから、警察は詐欺事件として捜査を始めました。

男性は「最初から詐欺と分かっていれば現金を振り込むことはなかった。犯人を許せません」と話しているということです。