■4歳男児が10階ベランダから転落し死亡

全国で相次いだ子どもが巻き込まれる事故。11月、八戸市のマンションの敷地内で4歳の男の子が倒れているのが見つかり、その後死亡が確認されました。母親がごみを出すために部屋を出たあと、男の子が内側から玄関の鍵を施錠。母親がドア越しに開け方を説明したものの、開けられなかったため、近くの交番に相談に向かい戻るまでのわずかな時間。いつもは室内で使っていたいすがベランダに残されていて、柵を乗り越えて10階から転落したと見られています。

■七戸町では中学生がスクールバスに取り残され自力で脱出

※報告 須崎蓮記者「こちらの席は、少し体をかがめると運転席からは死角になります」

9月、七戸町ではスクールバスの車内に取り残されていたことが発覚。生徒は自力で脱出して無事でしたが、運転手がマニュアルに定められた目視を怠ったことなどが原因でした。

■弘前のため池に中学生が転落し死亡

5月、弘前市では友人たちと釣りに訪れた男子中学生が農業用のため池に転落して死亡。青森県などによる調査で立ち入り禁止の看板のない池が185か所、はい上がるのが難しい池は191か所確認され、安全管理体制の課題が浮き彫りになりました。

■秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大死刑囚の刑執行

事件から14年となった2022年。

※古川禎久法務大臣(当時)「本日、加藤智大の死刑を執行しました」

2008年に東京・秋葉原で発生した無差別殺傷事件。青森市出身の加藤智大(かとう・ともひろ)死刑囚の刑が執行されましたが巻き込まれた被害者や遺族の苦しみはいまも続いています。

■キノコ採り遭難5日ぶりに救出

10月、十和田市の山にキノコ採りに入った2人が遭難。

※遭難した上野勲さん
「最初はもう涙が出てきた。救急車と警察を見たとき。よかったなと思って」

生存が危ぶまれましたが、5日間遭難したのちに発見。持っていたライターで火をおこして寒さに耐え、キノコや山菜を食べ空腹をしのぎ助けを信じていました。

※遭難した上野勲さん
「助かる道を一生懸命探すしかない。前向きに一生懸命進まないと助かるものも助からない」

今回の経験を多くの人たちに伝え、遭難を1件でもなくしたいと上野さんは訴えています。