専門店も続々登場し人気が高まる「麻婆豆腐」。その背景には何が?

しびれ&辛さ「強さを気分で」

“辛さとしびれの両方がある”のが珍しい」(20代女性)
「青山椒の舌に残る感じが“やみつきになる”」(40代男性)

長い行列ができていたのは、四川風麻婆豆腐の専門店『しびれや 日暮里本店』(東京・荒川区)。

最大の特徴は、気分に合わせて「しびれ」と「辛さ」がそれぞれ3段階で選べるところ。

独自にブレンドした青山椒と赤山椒に、10種類以上のスパイスや辛味調味料を混ぜ合わせ“絶妙なしびれと辛さ”を引き立てています。(「麻婆豆腐定食」1300円)

THE TIME,マーケティング部 国本梨紗部員:
「見ただけでわかる、山椒の量。口に入れるとしっかりと辛味、“山椒の香りが爽やか”なので、軽やかにしびれていく」

さらに、山椒の風味を抽出した黄金色の「自家製しびれオイル」で“追いしび”も楽しめます。

20代女性:
「職場でストレスが溜まったときに、その日のストレスに合わせて強さをいじって。月1ペースでご褒美感覚で来ている」

中毒性抜群!?「ラム肉×希少山椒」

“ランチ営業のみ”、メニューは“麻婆定食1品のみ”でも人気なのは、2025年10月にオープンした『株式会社マーボードウフ』(東京・新橋)。

「麻婆が“中毒性がある”。ラム肉なので他の麻婆豆腐と違う」(40代男性)
「他の店にないラム肉を使っているので、“すごく深みがある”」(50代女性)

タスマニア産の“ラム肉”の柔らかい部分を、食感と旨味を楽しめるように大きめにカット。自家製の麻婆タレで炒めます。

さらに、奈良県産の“希少な山椒”を丸一日焙煎させ、その場で挽いているため“爽やかな風味”を生み出しています。(「羊肉麻婆豆腐定食」1200円)

国本部員:
「すごい。“山椒の香りがフルーティー”ですごく爽やかな香り。ラム肉は“クセが全然なくて”、噛んだ瞬間にほろほろと崩れていく食感」

専門店が増えるワケとは?

麻婆豆腐の専門店が増えている背景には何があるのでしょうか?

『月刊食堂』統括編集長・通山茂之さん:
“スパイス料理が流行っている”こと。それともう一つ“中国料理全体がトレンド”になっている。その中でも麻婆豆腐はかなり代表的な料理なので」

さらに、店側の事情もあるといいます。

通山さん:
“単品特化”しているので“人件費も下がる”。人材育成のスピードも上がるという意味でいうと“経営効率が上がっていく”