立ち往生を防ぐ最新技術「ロードヒーティング」

福井県あわら市の国道8号。
記者
「道路にはおよそ1センチ幅の細長い切れ込みが一直線に入っています」
50メートルにわたり続く切れ込み。そこをサーモカメラで撮影すると…

記者
「車の車輪が通る部分のみ、路面温度が高くなっているのがわかります」
ここには、「ロードヒーティング」と呼ばれる雪をとかす装置が設置されているのです。去年12月、国土交通省が大雪による立往生を防ぐ対策として試験的に導入しました。

温かさの秘密は、黒い特殊な発熱シート、電気で10℃から60℃まで発熱します。これは新潟県に設置された道路の様子です。雪がどんどんとけていくのがわかります。

一般的なロードヒーティングの場合、道路の舗装を剥がし、全面に電熱線などを設置する必要があります。

一方、今回採用されたのは「わだち部分」に切れ込みを入れ、そこに発熱シートを入れる工法。従来よりも費用がおよそ2割削減され、施工日数は4分の1に短縮されます。
なぜ、この場所で試験が行われているのか。それは…

2018年2月、記録的な大雪で、およそ20キロにわたり、最大1500台ほどの車が3日間立往生し、大混乱しました。このとき、福井県内では雪に埋もれて動けなくなった車の中で排気ガスが充満して一酸化炭素中毒となり、ドライバーが亡くなりました。
こうした経験を経て導入された「ロードヒーティング」。効果が認められれば、ほかの地点でも実施を検討したい考えです。














