若手指揮者の登竜門「ブザンソン国際若手指揮者コンクール」。去年、この大会でグランプリを受賞した、岡山市出身の米田覚士さんに「指揮者」という仕事の醍醐味や今後の展望などを聞きました。

300人の中からグランプリに選ばれた29歳の若き指揮者

受賞から約4か月。変わらないもの、そして劇的に変わったことがあったようです。

(米田覚士さん)
「(受賞した後)生活は変わらないんですけど。ゴロゴロして、ラーメンを食べに行って、とかなんですけど。いただくお仕事の内容がすごく変わったなというのは身に染みて感じますね。

大きなコンサートホールでの演奏会の数が、前に比べていただく依頼の数が劇的に増えたので。それは緊張感というか、責任感みたいなものを少し前以上に感じながら日々生活しているような感じですね」

フランス東部のブザンソンで2年に一度開かれる、「ブザンソン国際若手指揮者コンクール」。かつて、小澤征爾さんや佐渡裕さんら世界的に有名な指揮者たちが優勝を果たした、「若手指揮者の登竜門」といわれる大会です。

この権威ある大会で去年9月、300人もの参加者の中からグランプリに選ばれたのが、岡山市出身の29歳、米田覚士さんです。

「SatoshiYoneda!」

(米田覚士さん)
「名前を呼ばれた時は、名前以外の単語が何も分からなかったので。ぜんぶフランス語だから。いざ前に立ったら、後ろからトロフィーが出てきたので。『うわ、このトロフィーはもしかして1位のトロフィーかな』とか思いながら喋ったりしていましたけど」

「実感はじわじわとっていう感じですよね。ご近所さんが『ニュース見たよ』とか、友達が『お祝い会しよう』と集まってくれたりとか。これだけの熱量でみなさんが喜んでくれていたんだなというのを感じた時に、初めて『あぁ、1位獲ったんだな』としっくりきた」