警視庁と書かれた制服に警察手帳らしきものまで。今、中国のフリマサイトで日本の警察官が使う備品などのレプリカが大量出品されており、特殊詐欺に悪用される可能性も懸念されています。
水色のシャツと濃紺のスラックスを着ている人物。袖には「警視庁」のワッペンが…。これは中国のフリマサイトに出されていた「日本の警察の制服」とされるものです。価格は日本円でおよそ2300円。
さらに、中国語で「完全なる新品」との記載がある帽子には、値段とともに「警視庁帽子」と書かれています。
「ブランド:有名ブランド」「状態:ほぼ新品」
前面に大きく「警視庁」「ポリス」と書かれたジャケットも出品されていました。実物と比べてみると、非常に似ていることがわかります。
これらは本物なのでしょうか?そして、出品者の目的はいったい…?
Nスタ
「メッセージを送ってみます」
Nスタが取材を申し込むとすぐに返信が。
出品者
「レプリカ品であり、公式品ではありません。みんなコスプレを楽しんでいるだけ。そんなに神経質になる必要はないと思います」
実は今、中国のフリマサイトでは『コスプレ用』として、日本の警察グッズなどのレプリカが大量に出品されているのです。
街の人に見てもらうと…
「これは見分けがつかないな。怖いですね、はっきり言って。もう誰を信じればいいのか」
「制服を着ていると警察の人だと思い込むので。見た感じでは警察と信用してしまうかもしれない」
こちらの「警視庁の制服」として販売されていたものは、すでに取引が成立したのでしょうか。「販売終了」と記載されています。
専門家は日本で数多く発生している特殊詐欺に、こうして取引されているレプリカの制服などが悪用される可能性を指摘します。
犯罪ジャーナリスト 石原行雄さん
「中国のフリマサイトに直接日本の犯罪グループがアクセスをして、そこから購入するというのも一つルートとしては考え得ること」
これは長崎県警が公開した特殊詐欺で悪用された『ニセの警察手帳』です。そしてこれが中国のサイトで出品されている警察手帳。背景の色合いや文字、記章のレイアウトなど、中国で売られているレプリカの警察手帳と特殊詐欺に使われた手帳は、ほぼ同じ…
弁護士は例えレプリカであっても、日本からこうした商品を購入すると、罪になる可能性があると指摘します。
インターネットを介した取引に詳しい 冨宅恵 弁護士
「偽造された公記号(警察の記章など)を不正に使用する目的で購入した場合、公記号不正使用の未遂罪に当たる可能性もありますので、偽造されたものだから大丈夫というわけでもない」
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