レアアースの試験採掘のため出航した探査船「ちきゅう」に期待

──レアアースの試験採掘のため南鳥島沖に向けて出航した探査船「ちきゅう」に期待が高まっています。どんな可能性がありますか。

(岡山大学異分野基礎科学研究所 笠原成教授)
「南鳥島沖のレアアース泥は中国の鉱床と比べても高いレアアースの含有率を持つと報告されています。また、放射性元素の含有量が少ない点も特徴です。

水深約6000メートルという深海での採掘は大きな技術的挑戦ですが、安定的な
採掘と供給が実現すれば、輸入に大きく頼っているレアアース供給を国内で補
う重要な選択肢となる可能性があります」

──うまく見つかり採掘できるとして、実用化するには、どのような課題があるのでしょうか。

(岡山大学異分野基礎科学研究所 笠原成教授)
「産業化につなげるには、大規模な採掘や揚泥技術を確立しなくてはいけませ
ん。

技術面だけでなく資金面でも大きなハードルになる可能性があり、民間だけの対応は難しく、国としての対応や取り組みが必要になると考えられます」