■気象台の予測を上回る雨が!

松島町総務課 蜂谷文也危機管理監:
「気象庁からは1時間あたり40ミリというような予想がされていたが、実際には降り始めてから数時間立たないうちにその倍となる雨量に見舞われた。情報としては、早い段階での地域的な正確な精度の高い予測があればとても助かる」

仙台管区気象台は、7月15日から16日にかけての1時間雨量を多い所で40ミリと予想していました。しかし、松島町には15日午後11時半、1時間でおよそ100ミリの雨が降ったとみられ「記録的短時間大雨情報」が発表されました。気象台の予想を大幅に上回ったのです。

この大雨による被害は、土砂災害警戒区域以外でも発生。各地で斜面が崩れ、道路をふさぎました。大雨からおよそ5か月現場を訪ねました。

今野桂吾気象予報士:
「国道45号線の迂回路でもあるこの道路添いの斜面には現在も被害の爪痕が残っています」

松島町によると、土砂災害発生地点のおよそ2割では、まだ、復旧が終わっていません。こうした災害をもたらす大雨の予測精度を高めることはできないのでしょうか。