抹茶から煎茶へ ブームに合わせ乗りかえる農家も増加
山形キャスター:
「抹茶」と「煎茶」の違いを知っていますか。
緑茶の原料である「煎茶」と抹茶の原料である「てん茶」は、もともと同じ茶畑ですが、栽培・加工方法で変わってきます。

▼煎茶
収穫して、蒸して揉んで乾燥してできあがります。
▼てん茶(抹茶)
収穫前に2~3週間、黒いシートで茶葉を覆い、光合成を抑制して、旨みが強い茶葉にします。収穫後は、揉まずに乾燥して粉末にします。
「煎茶」も「てん茶」も元々は同じ茶畑でできるということで、抹茶の需要が高まっているため、煎茶から抹茶作りに移行する農家が増えているということです。

生産量で見ると、現状まだ煎茶の方が多いですが、10年前と比べると、「煎茶」は1万トン以上減少しており、一方で「てん茶(抹茶)」は増加しています。
【生産量】※全国茶生産団体連合会の調査によると
▼煎茶
2014年:4万9550トン
2024年:3万6511トン
▼てん茶(抹茶)
2014年:1969トン
2024年:5336トン
7年前に“てん茶”生産に乗りかえた農家は「取引単価も上がったため、(会社の)業績が良くなり、従業員の所得アップにもつながった」と話していました。

井上貴博キャスター:
市場が活気づくのも良いですが、一方で、これだけ輸出が増えれば、生産量が追い付かなくなり、どこかでひずみが来るだろうなというのは感じます。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
生産者も高齢化しています。生産量がどんどん足りなくなってくる可能性は出てきますよね。
出水麻衣キャスター:
温暖化の影響で、生産できる地域も少しずつ変わっていく中で、抹茶に切り替わっていくと「煎茶(緑茶)はどうなってしまうのか」という心配が出てきます。














