「傾聴」の大切さ—感情は受け止められて初めて消化できる

過干渉と適切なサポートの境界線について、森さんは「“本人という人格を無視した言動”になっているかどうか」を一つの基準として挙げます。

子どもが不安を見せている時、最も効果的な言葉は「どんな結果でも、ずっとあなたの味方だし、信じているよ」というメッセージだといいます。

「大事なのは『傾聴』です」と森さんは強調します。

公認心理師・森辰美さん「子どもが不安を口にした時、『そんな弱気じゃダメだ』と否定するのではなく、『不安だよね』『心配だよね』と共感して受け止めてあげてください。感情は受け止めてもらえて初めて消化できるものです。普段からお互いを信じ、コミュニケーションが取れているご家庭なら、必ず乗り越えられます」

勉強のことは先生が対応できますが、私生活やメンタルを支えられるのは親だけです。

子どもがストレスなく過ごせる環境を作ることが、今、親にできる最大のサポートなのかもしれません。

【公認心理師】保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、心理状態の観察、分析、相談、助言などを行う国家資格。