長崎県佐世保市で伝統の「現川焼」を製造・販売してきた「株式会社日本窯業工芸」が、2025年12月16日に長崎地裁佐世保支部から特別清算開始決定を受けたことがわかりました。
「幻の銘陶」を守る唯一の窯元
東京商工リサーチ長崎支店によりますと、「(株)日本窯業工芸」は1965(昭和40)年設立。江戸時代に途絶えた現川焼を現代に蘇らせた唯一の窯元「臥牛窯」として知られていました。
刷毛目の技法を用いた美しい湯呑や皿などの作品は全国的に評価されてきましたが、1994年の火災以降、業況が悪化していたということです。
2025年2月28日の株主総会決議により解散し、今回の特別清算開始決定に至ったということです。負債総額は現在調査中だということです。
ブランドと営業は新会社が継続
現川焼の伝統の灯を絶やさないための模索を続けていた所、スポンサーがみつかり2024年11月に「株式会社がぎゅう」(長崎県佐世保市)へ事業を譲渡、これにより、窯元「臥牛窯」の看板と伝統技術は守られ、現在もこれまで通り営業を継続しているということです。
今回の特別清算は、旧運営会社の債務整理に伴う手続きとなります。














