後半の戦いは? 先にチャンスをつかむのは…

 サイドのかわった後半、どちらが試合の流れを引き寄せるのか、注目が集まるなか、先にチャンスをものにしたのは京都成章でした。

 後半1分、敵陣10メートルライン付近のラインアウトから攻撃を仕掛けると、絶妙のコース取りで走り込んできた森岡選手が抜群のスピードで前へ、最後はWTB篠颯太郎選手からのリターンパスを受けた森岡選手がタックルをなぎ倒してトライ、17対5と再びリードを12点に拡げました。

 さらに5分、京都成章は敵陣10メートルライン付近のスクラムから右に展開すると、SO岡元聡志選手が、うまくタイミングをずらしたランニングで一気に前へ、最後は岡元選手から完璧なタイミングでパスを受けた篠選手が右隅にトライ、このゴールを森岡選手が見事に決めて24対5として勝負の流れを決定づけました。

 京都成章・関崎大輔監督が「ゲームプランどおり、生徒たちが自分たちで分析したことをしっかりと実行してくれた」と語ったように、東福岡の強みや弱み、ディフェンスを分析した上で、確実に、そして見事にプランを遂行した京都成章の選手達。この後も2つのトライを加えて東福岡を突き放しました。

 東福岡の須藤蒋一主将が「最後まであきらめずに東らしく戦おう、という気持ちでみんなが戦ってくれた。今までやってきたことをしっかりやれば、結果はついてくると思っていたが、成章さんがそれを越えてきた。本当に強かった」と涙を見せたように、東福岡も終盤に意地の2トライを返しますが、反撃もここまで。優勝経験豊富な名門校を相手に、見事な戦いぶりで完勝した京都成章、第100回大会以来の2度目の決勝進出です。