防衛省は、中国海軍の空母「遼寧」が沖縄本島と宮古島の間を通過したと発表しました。

防衛省によりますと、15日午前10時ごろ、中国海軍の空母「遼寧」のほか、フリゲート艦やミサイル駆逐艦などあわせて5隻が長崎県・福江島の西およそ440kmの海域を南に進みました。

また午後0時ごろ、別のミサイル駆逐艦1隻が福江島の西およそ420kmの海域を南東に進みました。

その後、これら6隻の艦艇は16日、沖縄本島と宮古島の間を南に進み、太平洋へ向けて航行しました。

海上自衛隊が護衛艦と哨戒機で情報収集と警戒監視を行いました。

防衛省は「より遠方の海空域における作戦遂行能力の向上を企図した活動の一環である可能性がある」としています。