商業化に向けての「ハードル」は?

 そんな中、10年ほど前に日本が大発見をしました。南鳥島の領域内で海底の泥に高濃度のレアアース成分が含まれていることを東京大学の加藤・中村・安川研究室が見つけたのです。

 埋蔵量は1600万tで、海中で濃縮されたレアアースは、放射性元素を含む廃棄物の心配がほぼないということです。
24.jpg
 ただ、商業化へ向けては、▽技術的にできるか、▽量が採れるのか、▽コストに合うか、などのハードルが存在します。

 東京大学の中村謙太郎教授によると、日本の年間のレアアース需要は約1万8000tで、この需要を満たすためには、濃度などを考慮すると年間数100万tの泥の採取が必要だということです。

 世紀の大発見から10年以上の時が経ち、いよいよ1月11日に、この南鳥島周辺で“世界初”となる「レアアース泥」の試験採掘が始まります。2026年は、「国産レアアース元年」となるのでしょうか?

(2026年1月5日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)