月額2000円の「そば道場」 元役場職員が立ち上げた理由
宮城久美子さん:
「こねるというのは、粒子一つ一つに水を混ぜ込んでいくんです」
宮城さんの指導は論理的で、そして厳しい。初心者が陥りやすいのが、力を入れすぎて生地に「乗ってしまう」ことだという。
宮城久美子さん:
「押すんじゃない、力を落とすの。生地は嘘をつかないから」
その言葉は、まるで生き方を説いているようにも響く。

宮城さんは元々、大宜味村役場の職員として福祉や農業に携わってきた経歴を持つ。耕作放棄地対策として沖縄本島では珍しいソバ栽培に取り組み、定年退職後の2019年、「やんばる手打ちそば倶楽部」を立ち上げた。
特筆すべきは、その敷居の低さだ。「誰でも気軽に来てほしいから」と、年会費・月額ともに2000円という破格の会費設定。道具も揃っており、体一つで飛び込める。「仲間たちとの交流が楽しい」という純粋な奉仕の心が、多様なバックグラウンドを持つ人々を引き寄せている。














