箱根を前に語る強い決意
12月13日、黒田朝日選手にリモートでインタビューをすると、力強い言葉で決意を語ってくれた。
(黒田朝日選手)
「4年間で最後のいちばん大きな大会なので、同期たちと一緒に優勝して終わりたいという気持ちがすごく大きいです。2区なら2年間走ってきているんで力を出せる区間かなとは思います。区間新記録は狙っていきたいです」
(記者)
「具体的にはどれぐらいの記録ですか?」
(黒田朝日選手)
「当分破られないぐらいのタイムは出せたらいいなとは思いますね」
前年も同じ時期にインタビューをさせてもらったが、その言葉の“強さ”の変化に驚いた。振り返ってみると、黒田選手はいつも正直だ。あまり大きな目標は語らないし、興味がないことは「ない」と言う。
だからそれだけ最後の箱根に向けて強い思いがあり、言葉を裏付ける走力の実感があるのだろうと感じた。
そして、特に後期は走りだけでなく主将として“言葉”を発することでもチームを引っ張ってきた。その様子を、弟の然選手も近くで見てきた。














