がん治療の精度向上に役立てようと、長崎大学病院が最新の放射線治療装置を導入することになりました。

長崎大学病院が導入するのは最新の放射線治療装置「Radixact(ラディザクト)」で、長崎県内では初めての導入です。

長崎大学病院放射線科・東家亮教授「患者さんの体の厚みとかそういうのを計算して、副作用を減らした治療というのが可能」

「CT型」のラディザクトはリング状の部分に内蔵された機器が360度回転することで放射線をらせん状に照射でき、広範囲かつ複雑な形状の腫瘍に対応できるほか、正常な組織へのダメージを軽減し副作用を抑えることができます。

長崎大学病院放射線科・東家亮教授「(従来の装置と)うまく使い分けながらですね、それぞれの患者様に合った、より安全で治療効果の高い治療をご提供していくことを目指していきたいと思います」

「Radixact(ラディザクト)」は2026年1月から長崎大学病院に導入される予定です。