「前例はあくまで前例」会社の責任を問う難しさ
会社の管理監督責任を追及する捜査は難しいとされてきた。塩入さんは「過去の同様の事件を調べれば調べるほど、立件は難しいのではという思わせるものだった」と振り返りながらも、「前例はあくまで前例で、必ずどこかに突破口があるということを強く感じた」と語った。
松島さんも事件を通じて、被害者と向き合うことの重要性を再認識した。
「私達警察にとっては、犯罪検挙っていう結果を出すことはもちろん重要ですが、まずは被害者であったりその周りの方たち、つらい思いをしてる人たちのために、何ができるのかということを考えた上で、やれることを精いっぱいやるっていうことが何よりも大事だ」と語った。














