今月26日から北アルプスの水晶岳付近で行方がわからなくなっている三井貴也さんと同行していた登山者が、28日午前、ヘリコプターで救助されました。

救助されたのは、埼玉県越谷市に住む31歳の会社員の男性です。

警察によりますと、28日午前8時46分、富山県の消防防災ヘリコプターで救助されたということです。

行方不明となっている山梨県甲府市の団体職員、三井貴也さん(33)は、発見に至っていません。

警察によりますと、三井さんは山岳会の友人と北アルプスを縦走する登山計画を立て、12月20日長野県側から入山。水晶岳や薬師岳を越え、8日間かけて岐阜県側から下山する予定でした。

2人は25日昼ごろ、水晶岳南側の地点で雪の洞窟“雪洞”を掘って滞在。天候が悪化していたとみられ、この日午後11時半ごろ、雪かきのため、雪洞の外に出たのを最後に三井さんの行方が分からなくなっています。