休戦なく空襲警報も 兵士は電話で家族と
23日、空襲警報が響く、ウクライナの首都キーウ。ロシアが電力インフラを攻撃、電力制限が続きますが、窓越しにはクリスマスツリーの灯りも。この日も、ロシアのドローン攻撃がありました。
ウクライナの住民(キーウ・24日)
「ドローンがすごく怖いよ」
前線にいる兵士は、電話で家族との時間を過ごします。

ウクライナ軍兵士
「もう夕食を始めた?もうプレゼントもらった?」
兵士の妻
「昔の人たちのように、ろうそくで祝っているわ」

兵士の息子
「英雄に栄光あれ!」
ロシアの侵攻開始から、間もなく4年。夫を戦闘で亡くした妻は…

戦死した兵士の妻
「皆さんがクリスマスに家を飾るように、私たちもここ(お墓)を飾ります。悲しいけれど、彼はもう家にいません。だから私たちは、ここに来て飾るんです。もうこれしかないんです」
こうした中、ゼレンスキー大統領は、アメリカ側と協議した20項目の「和平計画」の内容を初めて明らかに。しかし、ボールを投げられたロシア側は、大幅な修正を求める方針だと伝えられています。
クリスマス・イブ、ゼレンスキー大統領は…

ウクライナ ゼレンスキー大統領(ゼレンスキー大統領のSNS・24日公開)
「クリスマスの音楽を聞くと幸せになりますが、頭上のドローンやミサイルの邪悪な音がしなければ、より幸せになる。ウクライナの平和を祈ります」
27日もまた、ロシア軍がキーウなどを攻撃。エネルギー施設が標的となり、100万世帯以上が停電したほか、2人が亡くなったということです。
まもなく終わる2025年。新たな年に、平和への願いは叶うのでしょうか。














