今年のクリスマス休暇は3年ぶりに行事が復活し沸いた街がある一方で、空襲警報が鳴り、停電でケーキもないクリスマスを迎えた子どもたちもいます。

紛争続くガザにもクリスマス「心の平安はない」

フランス・パリでは、クリスマスイルミネーションが点灯。華やかな街路樹に。

――Xmasはどう過ごしますか?

街の人
「孫娘と一緒にディズニーランドに行って、おいしいものを食べて、楽しく過ごすよ」

ニューヨーク。そしてロンドンも街はすっかりクリスマスムードに。

一方、パレスチナ自治区・ヨルダン川西岸。キリスト生誕の地とされるベツレヘムで、3年ぶりにツリーが点灯されました。クリスマスの祝賀行事は、過去2年、ガザ地区で苦しむパレスチナ人に連帯し、見送られていたのです。

ピッツァバラ枢機卿(パレスチナ自治区・ベツへレム・24日)
「光に満ちたクリスマスを望みます。2年間の暗闇の後、光が必要なのです」

ガザ地区でも、キリスト教徒のパレスチナ人らが教会に集まりましたが...

ガザ市民
「心の平安は全くない。子どもたちを少し喜ばせても、十分ではありません」