厳冬ガザでは子どもの凍死相次ぐ

イスラエル軍が破壊の限りを尽くし、建物が瓦礫と化したガザ。10月の停戦以降も攻撃が相次ぎ、死者は400人以上に。さらに12月半ばの豪雨の影響で、避難テントの破損や浸水が相次ぎ、依然、十分な援助が届かない中、多くの子どもたちが冬の寒さにさらされ、命の危機に。

父親(ガザ南部・ハンユニス・18日)
「(息子は)きのう、瞬きをしなくなり、頬に手を当てると氷のようになっていました」

生後1か月の赤ちゃんが凍死したといいます。南部ハンユニスだけで、13人の子どもが寒さで亡くなっているのです。

一方、停戦を仲介したアメリカのトランプ大統領は、クリスマス恒例の子どもたちとの電話イベントで…

トランプ大統領
「メリー・クリスマス!サンタはいま、デンマークのコペンハーゲンだ。でも、こっちに向かっているよ」

ただ気になっているのが、「クリスマスまでに停戦合意させる」としていたウクライナのこと。

トランプ大統領
「この電話も楽しいが、中国や、ロシアとウクライナの問題に戻らないと」

そのウクライナでは、クリスマスの休戦が呼び掛けられましたが、ロシア側が拒否。戦闘が続いています。