政府が閣議決定した来年度予算案の防衛費で、鹿児島県西之表市・馬毛島での基地整備関連に1270億円が計上されました。馬毛島基地整備の関連費は、契約ベースの累計で1兆4000億円を超えることになります。

種子島沖の馬毛島では、航空自衛隊基地の整備と、アメリカ軍空母艦載機の陸上離着陸訓練=FCLPの移転が計画されています。

防衛省が公表した予算案の資料などによりますと、来年度の予算案では、馬毛島へのFCLP移転のための関連費用に1270億円が計上され、今年度の2.7倍近くまで増えています。

これで、馬毛島基地整備の関連費は、契約ベースで2012年度から来年度予算案までを全て足し合わせると、1兆4247億円となります。

馬毛島の基地工事は、人手や資材の不足などで当初より完成が3年遅れ、2030年3月末に完了する見込みです。