土木工事とインフラの基本は「双方向を作る」&「片方を隠しておく」

道路は数年かけて交差点や坂道、カーブの改良が行われましたが、それだけではすまず建物の位置を変える必要が生じたり、商売に影響したり…。

拡幅工事、解体、移設も行われました。
信号機や標識は反対側にも設置してカバーで隠しておき、当日はカバーを移動しました。

道路の矢印や文字は反対向きも書いておき、これも特殊カバーで隠しました。
道路沿いや道路埋め込みの反射材もダブルにしたり向きを変えたりしました。
ガードレールのつなぎ目も、実は動く車両が当たると進行方向にすべる形に組んでいるので、全数組みなおしをしたそうです。(沖縄県土木部「沖縄730 道の記録」より)

反対派もいました。やはり車で走りながらハンタイします。これぞ「“反対にすること”にハンタイする」