鹿児島県西之表市・馬毛島の自衛隊基地整備を巡る動きです。防衛省は26日、馬毛島に配属する航空自衛隊の先遣隊を来年度さらに30人増やし、およそ90人体制とする方針を示しました。
馬毛島では、航空自衛隊基地の整備と、アメリカ軍空母艦載機の陸上離着陸訓練=FCLPの移転が計画されています。基地の建設が進む中、福岡県の航空自衛隊春日基地に今年3月に発足した先遣隊が7月から順次、馬毛島に配属されています。
現在、先遣隊は春日基地におよそ40人、馬毛島におよそ60人配属されていますが、防衛省によりますと、来年度は春日基地からおよそ30人が馬毛島に移り、馬毛島の先遣隊はおよそ90人体制になるということです。先遣隊は、装備品の受け入れなどを担います。
馬毛島の基地工事は、人手や資材の不足などで当初より完成が3年遅れ、2030年3月末に完了する見込みです。














