正月に向け、金沢城公園の橋爪一の門では26日、藩政期の風習を再現したしめ飾りが取り付けられました。

橋爪一の門に飾られたのは、数の子飾りと呼ばれる技法で編まれたしめ飾りです。

金沢城公園では、開園して初の正月となった2002年から、加賀藩が元日に登城する様子を描き資料として残る絵を参考に、毎年、長さ5.4メートルのしめ飾りを取り付けています。

今年は猛暑の影響で例年使用している古代米の生育が悪かったことから、うるち米を使ったワラに切り替えたということです。

しめ飾り制作者 ワラ工芸師・出島豊さん「(取り付けられると)やっぱり正月という雰囲気やね。(来年は)災害がないような年になれば良いなと思っています」

しめ飾りは1月15日の左義長まで取り付けられています。