滋賀県大津市の住宅で男女2人の白骨化した遺体が見つかった事件。警察は、死体遺棄容疑で逮捕していた息子について、母の生存を装って年金を詐取したとして、詐欺などの容疑で再逮捕しました。

端野和也容疑者


 大津市稲津の住宅で、死後数年以上経ったとみられる白骨化した遺体が見つかった事件をめぐり、滋賀県警は12月10日、住人の端野和也容疑者(50)を死体遺棄容疑で逮捕しました。  


 遺体の身元は、容疑者の両親である端野和男さんと和子さんでした。死因や死亡推定時期は、まだ判明していません。  


 県警は12月26日、死亡した母・和子さんが生存しているかのように装って、虚偽の書類を日本年金機構に提出し、2022年から今年にかけ年金約250万円をだまし取ったとして、端野和也容疑者を有印私文書偽造・同行使と詐欺の疑いで再逮捕しました。  

 県警は、端野和也容疑者の認否を明らかにしていませんが、父・和男さん分の年金もだまし取っていた可能性があるとみて、捜査を進めています。