犯罪被害者家族が求めること「真実を語って」「心からの反省を」

「これ【画像㊴】は私の不平不満です。加害者に対しては、『本当に真実を語れ』。加害者の弁護士には、『もうちょっと加害者が再犯を起こさないように努力を。マスコミに対しては、真実を語って欲しい』」

【画像㊵】

「娘の事件は、“強盗強姦殺人”でした。とあるメディアは“強盗殺人”といいました。被害者の家族だけども、正直に言ってくれと強盗強姦と言っていいから、強盗強姦殺人といってくれ。だけど強盗殺人としか言いませんでした」

「これを聞いた受け取る側はどうですか?『強盗殺人、あーよく世の中で起きてるああいう事件だったんだな』と思うのと、強盗強姦殺人といったら、『ひどい目にあってるうえに殺されたんだな』と受け取り方が違いますよね」

「マスコミ操作じゃないけど、これで真実を語ってるのか、ということです。私は真実を、被害者の家族が『No』と言えば、言っちゃいけません。言ってくれと言ってるのに言わないんですから。私は非常に疑問を持っています」

「『われわれ被害者が何かしてくれ』ということを特に思っているわけではありません。じゃなくて、『被害者はどんな事件で、どんな思いをして過ごしてきたのか』。たいていの被害者っていうのは、『こうなんだ』ということをしっかり受け止めていただきたい。それを忘れないでいただくことが1番ありがたいことです」

「人のことっていうのはすぐ忘れます。本人に罪があるわけでもなくて、すぐ忘れるんだけど、何かことあるごとに思い出して、『ああ、大変なんだな』ってことを思っといて欲しいなということです」

【画像㊶】