リハビリは翌日から始まった。
聴覚的理解が重度に障害されていた一方で、漢字の単語を「読んで理解する」力だけは、わずかに残されていた。この残された能力が、後のリハビリの突破口となった。

リハビリの様子 (この記事を最初から読みたい方は画像をタップ)

訓練の内容は地道だった。
母音の「あ・い・う・え・お」の口の形を真似することから始まり、単語と絵を結びつける練習、文字を書き写す練習へと進んでいった。

松田真梨子さん:
「本当に限られた、2つ3つぐらいの母音しか出せない状態から始まったので、『長音』の、口の構えとか、息の出し方とか、べろの動きとか、そういったところから音を作る練習しました」(第2話に続く)

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【第1話】左脳 “真っ白” 脳梗塞で「全失語」に
【第2話】リハビリを「楽しんだ」 笑う陰で努力
【第3話】失語症回復は “常に道の途中”。 「僕の人生は、まだ終わっていない」