脱線事故後、初めてJR西日本から関西財界トップに就任です。

 関西の経済団体のひとつ、関西経済同友会は、来年5月に任期を終える大林組副社長の永井靖二代表幹事の後任に、JR西日本の長谷川一明会長をあてる人事を発表しました。

 代表幹事は2人体制で、大阪・関西万博後の関西経済の活性化に向けた活動を担うことになります。

 JR西日本は1兆円を超える事業規模がありながら、2005年の福知山線脱線事故以降は、関西経済同友会や関西経済連合会などの財界活動を控えてきました。

 8年前から真鍋精志相談役が関経連の副会長を務めていますが、事故後、JR西日本出身者が関西財界のトップに就くのは初めてです。

 (JR西日本 長谷川一明会長)「事故から20年とありましたが、区切りというのはございません。関西経済同友会という大きな団体の中でさまざまな議論を踏まえながら、安心・信頼、そういった社会ができるように積極的に取り組めたら」