可愛い制服の高校に見事に合格 でも卒業は…
アイに夢ができた。
水谷修さん(夜回り先生)
「『先生、湘南にあるあの可愛い制服の高校行きたいんだ』よく努力した。1年遅れで見事に合格。でも卒業できませんでした」
2001年12月、高校2年だったアイは17歳でエイズを発症した。
水谷修さん(夜回り先生)
「エイズは発症したら終わりです。当時は我々が持っていた十数種類の対抗薬で発症を止めれなかった。今なら生きてたんです。今やエイズは生き残る可能性の高い、生き残ることもできる病気です。治すことはできません。ワクチンは全くない。あと10年以上できないだろうと専門家は言ってます。でも生き残ることができる」
水谷修さん(夜回り先生)の講演は全6回連載です。
①右手の親指をトンカチで潰され、背中を刺され…夜回り先生・水谷修さんが35年戦い続ける「夜の世界」と失われた406の命【冬休み・薬物に手を出さないで】
②「私は大変な失敗をしてあいつを殺しました」夜回り先生・水谷修さんが悔やむ生徒の死 最後の言葉は「先生、きょう冷てえぞ」【冬休み・薬物に手を出さないで】
③「あいつがどんどん軽くなって…冷たくなって…」シンナーで死んだ教え子と「水谷先生、あんたが殺したんだよ」夜回り先生を変えた専門医の言葉【冬休み・薬物に手を出さないで】
④覚醒剤、売春、HIV感染…転落のきっかけは「あんな中学も落ちるなんてあんた一体誰の子?」母親の一言 夜回り先生・水谷修さんが夜の街で出会った中学3年の少女【冬休み・薬物に手を出さないで】
⑤「顔は骸骨、体は枯れ枝」薬物乱用で麻酔も効かず…夜回り先生・水谷修さんが語った少女の死 「講演で必ず話して」託された思い【冬休み・薬物に手を出さないで】
⑥「かぜ薬30~40錠飲めばヘロイン1回分」夜回り先生・水谷修さんが警鐘を鳴らす市販薬の乱用 「愛の力では救えません」【冬休み・薬物に手を出さないで】














