■国の新たな動き
こうした課題を受け、法制審議会が12月25日に危険運転致死傷罪の適用要件見直し案をまとめました。曖昧だった内容を改め、新たに「数値基準」を導入することが柱です。
来年2月にも法務相に答申、法務省は来年の通常国会に自動車運転死傷処罰法の改正案を提出するとしました。
スピードの新たな基準は、制限速度が時速60キロ以下では「50キロ以上の速度超過」、制限速度が60キロを超える道路では「60キロ以上の速度超過」が基準に。一般道では時速110キロ以上で人身事故を起こせば原則危険運転が適用されることになるということです。
飲酒にも基準が設けられます。呼気1リットルあたりのアルコールが0.5ミリグラム以上が危険運転に位置づけられるということです。
こうした数値基準があれば、明確な判断基準が生まれます。














