深刻な雪不足の影響でオープンが延期となっている兵庫県香美町のスキー場では、降雪を祈願する「雪乞い神事」が行われました。

 兵庫県香美町のハチ北高原スキー場は当初、今シーズンの営業開始を12月20日に予定していました。しかし、深刻な雪不足でゲレンデは地面がむき出しの状態で気温が高いことから人口降雪機も停止していて、28年ぶりにオープンが延期となっています。

 こうした状況を受け、地元の神社では25日、降雪を祈願する「雪乞い神事」が急遽、執り行われ、スキー場の関係者ら50人が参加しました。

 (スキー場の関係者)
 「(今晩から)寒気が入るので、期待して一刻も早くオープンしたい」

 スキー場は降雪次第でオープンを予定しているということです。

▼スキー場関係者が祈願する降雪 早くも26日に?

 近畿地方の上空には強い寒気が流れ込む影響で、気象台は、26日未明から昼過ぎにかけて北部や中部で大雪のおそれがあると発表しました。

 26日は、ふだん雪の少ない中部や南部でも山地を中心に積雪のおそれがあります。

 26日午前6時までに降る雪の量は、多いところで北部・中部の山地で30cm、北部の平地で10cmなどと予想されています。

 気象台は、北部や中部では、26日未明から昼過ぎにかけて積雪や路面の凍結による交通障害に十分注意するよう呼びかけています。