高市総理はきょう、経済財政諮問会議を開き、来年6月ごろの「骨太の方針」のとりまとめに向けて議論をスタートさせました。

高市総理
「強い経済の構築に向けて、責任ある積極財政の考え方のもと、経済財政政策をしっかりと推進してまいりますので、来年も引き続き活発なご議論をよろしくお願い申し上げます」

政府はきょう午前、総理官邸で経済財政諮問会議を開き、来年度の経済見通しを踏まえて今後の課題などについて意見を交わしました。

民間議員は、税の控除と給付を組み合わせた「給付付き税額控除」について、「国家プロジェクトとして位置づけ、政策目的を明確化した上で、インフラ整備を計画的に進める」などとする提言を出しました。

「給付付き税額控除」をめぐっては、政府は制度設計などを話し合う国民会議を来年1月にも設置する方針です。

高市総理はきょうの会議を踏まえ、政府の経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」の来年6月の策定に向け議論をリードするよう、城内大臣に指示しました。