ノーベル化学賞を受賞した北川進特別教授が、かつて助教授を勤めていた近畿大学で学生たちに記念講演を行いました。

 盛大な拍手で出迎えられたのは、「金属有機構造体」の開発で今年ノーベル化学賞を受賞した京都大学の北川進特別教授です。

 北川特別教授は13年間、近畿大学で講師や助教授などとして勤務していて、学生たちの将来に繋げてほしいと大学側が講演会を企画。近畿大学の学生など約900人が集まりました。

 (京都大学 北川進特別教授)
「みなさんぜひ一つのところにしがみつこうと思わずにどんどん動いたらいいと思う」

 研究のきっかけなどを聴いた学生は「わかりやすい説明で化学に興味を持った」などと話していました。