首都圏の新築マンション。11月も平均価格は、9000万円を超えていて、都市部を中心に「夢のマイホーム」が遠のいています。持ち家と賃貸、一体どっちがお得なのでしょうか?

首都圏の新築分譲マンションの平均価格「9181万円」

井上貴博キャスター:
不動産経済研究所の調査によると、首都圏の新築分譲マンションの平均価格が、11月は9181万円となりました。

街の人からは「買えない。将来払いきれるか怖い」「家にそこまで(お金を)かけたくない」などの声が聞かれました。

3LDK“ゆったり空間”でも埼玉県なら…

首都圏ではなく埼玉県で取材してみました。

JR川口駅から徒歩7分の建築中のマンション「ルピアコート川口本町」。3LDKの温かみのある木目調の部屋は、壁の収納が隠し扉になっていて、遊び心も満載です。

物件のお値段は、最安値で7600万円台。埼玉県になるだけで、首都圏の平均価格から1500万円ほど下がりました。それでもまだ手を出しづらい金額なのが現実。

池袋駅から直通電車で31分、東武東上線のみずほ台駅にある築1年の築浅マンション「ルピアグランデみずほ台」。特徴はキッチンを中心に作られた独創的な設計。間取りは3LDKとゆったり空間。

駅から徒歩16分と少し歩きますが、食洗機や生ごみを粉砕できるディスポーザーなどが付いて、お値段は4088万円(4階・3LDK)。東京23区の平均価格(1億2420万円)の約3分の1で買うことができます。

中央住宅 マンションDV 小田夏帆 主任
「都内の物件が予算的に追いつかないという方が、埼玉・千葉の物件にいらっしゃってる傾向はあるかと思います」