それぞれにメリット「持ち家」vs「賃貸」
井上キャスター:
持ち家と賃貸、どちらがお得なのかを考えてみたいと思います。

横浜市の30歳男性(年収600万円)、30歳の妻、5歳と4歳の子どもの家庭で試算してみると…
【持ち家(新築マンション)】
価格:4970万円
広さ:71㎡・3LDK
頭金:970万円
借入金:4000万円
全期間固定金利型1.9%、35年ローン、元利均等返済
【賃貸】
価格:13万円(共益費8000円含む)
広さ:52㎡・2LDK
家族構成などの変化に合わせて、40歳(13万)、54歳(15万)、65歳(11万)で引っ越しを仮定

それぞれ払い続けると、どうなるのでしょうか。
【持ち家】
毎月返済額(35年で完了):13万461円
管理費修繕設立金:月2万4211円
→50年間総額:約8105万円+固定資産税、都市計画税
【賃貸】
家賃(共益費含む):平均13万円(3回引っ越し)
更新料、敷金、礼金、仲介手数料+引っ越し代
→50年総額 約8199万円

LIFULL HOME'S総研・副所長兼チーフアナリストの中山登志朗さんは、それぞれのメリットとして以下をあげています。
【持ち家】
・自分の資産になる
・住宅ローン減税などが受けられる
・間取り変更や設備交換を自由にできる
【賃貸】
・ライフステージにあわせて住み替えられる
・固定資産税などが不要
・設備の交換や修理費用の負担がない
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<プロフィール>
斎藤幸平さん
東京大学 准教授 専門は経済思想・社会思想
著書『人新世の「資本論」』50万部突破














